【MTG】『ファウンデーションズ』以降戦闘ルールが一部変更　ダメージ割り振り順の選択タイミングが戦闘ダメージ・ステップ内に変更

『ファウンデーションズ』のリリースと共にマジックの戦闘ルールが一部変更になることが発表されました。

Magic: The Gathering Foundations Mechanics(英語記事)

変更されるのは、ダメージ割り振り順を決めるタイミングについて。
現行のルールでは複数体でブロックを行った場合ブロック指定後にダメージの割り振り順(ブロック順)を攻撃側が指定し、その後攻撃側が優先権を得ていました。

今回の変更では、このダメージ割り振り順という概念が無くなります。攻撃側は、複数体でブロックされると戦闘ダメージステップでダメージの割り振りを行います。また、ブロック順という概念が無くなるため致死ダメージを与えないようにダメージを割り振ることも可能になります。

現行ルールでは、防御側は複数体でブロックした後、先にダメージが与えられるクリーチャーに修整を与えることで戦闘を有利にすることが可能でした。
今回の変更後では、戦闘ダメージステップでダメージの割り振りが決定され、実際にダメージを与えるため、修整を与える呪文・能力を持っていたとしてもそれを使うタイミングはダメージ割り振りを決める前にしかなくなってしまいます。

このルール変更は、攻撃側にかなり有利になる変更と思われます。
実際のプレイにおいてどのように影響が及ぼされるかはまだわかりませんが、先にブロック順を決めるという現行のルールは少しわかりづらいところもあり、今回の変更によって一貫性のあるわかりやすいルールになるため『ファウンデーションズ』でのルール変更としては妥当なものなのではないでしょうか。