10月16日、禁止改訂の発表と同時に新たなる発表が行われました。それが「プレイ・ブースター」です。この記事では新たに登場するプレイ・ブースターについて簡潔にまとめ、紹介していきます。
公式の発表は以下をご覧ください。
プレイ・ブースターとは?
プレイ・ブースターは既存のセット・ブースターとドラフト・ブースターを撤廃しその代わりに追加される新しいブースターパックの形式です。
「ゼンディカーの夜明け」にて、ブースターパックはセット・ブースターとドラフト・ブースターに分かれ、それぞれ違った目的のために購入されることを想定されていました。しかしながら、セット・ブースターが登場し時間が経つにつれ、セット・ブースターの方が売り上げが高くリミテッドが上手く遊ばれない事態や、市場への混乱を招いているとしてセット・ブースターとドラフト・ブースターは撤廃、再びこの2つを統合したプレイ・ブースターに戻ることになります。
プレイ・ブースターでリミテッド・開封体験はどう変化する?
リミテッドに対応したデザインのドラフト・ブースター・開封を楽しむためにデザインされたセット・ブースターがなくなることでリミテッドでの体験・開封の体験はどう変わるのでしょうか。
プレイ・ブースターの収録内容
・コモン:6枚
・コモンもしくは「ザ・リスト」:1枚
・アンコモン:3枚
・レアもしくは神話レア:1枚
・基本土地:1枚
・非Foil仕様の不特定カード:1枚
・Foil仕様の不特定カード:1枚
プレイ・ブースターは以上の収録内容になることが発表されています。リミテッドの体験に焦点を当てると、1つのパックの中から最大4枚のレアカードが登場する可能性があるということが最も大きな変化になりそうです。
また、「ザ・リスト」のカードも登場しますが、プレイ・ブースターでは「ザ・リスト」は今までの収録形態とは異なり、今までの300枚から50枚まで枚数を減らすことになります。また、「イクサラン:失われし洞窟」で登場するスペシャルゲスト枠も以降はこの「ザ・リスト」枠から登場することになるそうです。
ドラフト・ブースターからプレイ・ブースターへの変化に伴って収録カードやプレイ可能カードの数や種類は変わりますが基本的には開発部はリミテッドのプレイ体験が損なわれることはないと考えているようです。
セット・ブースターとの違い
それでは、セット・ブースターがプレイ・ブースターに置き換わることでどのように開封の体験は変化するのでしょうか。
セット・ブースターとの枚数の違いは以下のように示されています。
「プレイ・ブースター」とは?
- プレイ可能なカード +2枚
- コモンやアンコモンに関連性なし
- 非フォイル仕様の不特定カード -1枚
- プレイ可能でないカード -1枚(セット・ブースターでは、トークンとアート・カードが別枠だった)
- アート・カードの出現が3回に1回の割合に(セット・ブースターには常にアート・カードが封入されていた)
セット・ブースターでは今まで1パック12枚だったため14枚になることで入手できるカードの枚数は増加することになります。その一方で非フォイル仕様の不特定カードが1枚減っているため全体で入手できるレアカードの数は減ってしまう場合があるでしょう。
また、アート・カードをコレクションすることを楽しみにしている方にとってはアート・カードの収録割合が減っていることは残念かもしれません。
プレイ・ブースターの値段とBOX仕様
プレイ・ブースターは1BOXあたり36パックと現行のドラフト・ブースターと同様の量で販売されるようです。その一方で1パックあたりの価格はセット・ブースターと同じ値段になるということで、リミテッドを楽しむためには現在のドラフト・ブースターと比較すると値上げとなることになります。
とはいえ、ドラフト・ブースターからもレアが複数枚入手できることになるため、値段あたりのレアや神話レアの枚数は変わらないとされています。
MTGアリーナではどうなる?
MTGアリーナでもリミテッドのプレイに関して同様の変更が行われます。
つまり、リミテッドにてパックの枚数が変わり、「ザ・リスト」のカードも登場します。その一方でMTGアリーナでは参加費への調整はなく、今までと同じ参加費でリミテッドイベントに参加できます!
プレイ・ブースターは『カルロフ邸殺人事件』から登場!
今回は新登場となるプレイ・ブースターの紹介を行いました。プレイ・ブースターは2024年『カルロフ邸殺人事件』より登場することとなってます。
また、先んじてスペシャルゲスト枠が登場する『イクサラン:失われし洞窟』も11月17日に発売予定で、プレビュー開始が迫っていますので要チェックです!
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