【MTG】常盤木能力とは?【MTG基本用語解説】

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常盤木能力とは?

常盤木能力とは、MTGにおいてセットや世界観を問わず登場する能力のことです。
常盤木とは常緑樹のことで、一年中葉が枯れない木のことを指します。このことからどのセットでも登場する能力の名称として用いられているものと思われます。
常盤木能力は、カード内に注釈が付いていないことが多いため特に初心者の内はよくわからないことも多いでしょう。
今回の記事では、2024年現在常盤木能力として決められている18の能力を紹介します。

ちなみに、常盤木能力よりも収録の頻度が一段階低い能力は落葉樹と呼ばれます。こちらは必ずしも登場する能力ではありませんが、必要があればいつでも登場する能力となっています。

18種類の常盤木能力

飛行

飛行は、飛行も到達も持たないクリーチャーからブロックされないという能力です。
飛行を持っているクリーチャーは飛行を持つクリーチャーも持たないクリーチャーもブロックできます。
このようなブロック条件に制約を与える能力は総じて回避能力と呼ばれています。

基本的には、わかりやすく空を飛んでいるクリーチャーが持っている能力です。青や白のカードに多くなっています。

先制攻撃

先制攻撃は、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与えることができる能力です。
ルール上では、先制攻撃(と後述の二段攻撃)を持つクリーチャーが攻撃する場合、戦闘ダメージステップではそれらを持つクリーチャーだけが戦闘ダメージを与えます。
その後、戦闘終了ステップの代わりに、第2戦闘ダメージステップへと移行します。ここで先制攻撃を持たないクリーチャーのダメージ処理を行います。

白や赤のカードに多く存在する能力です。

二段攻撃

二段攻撃は、先制攻撃の派生となる能力です。先制攻撃が最初の戦闘ダメージステップでしかダメージを与えられない一方で、二段攻撃は第2戦闘ダメージステップでもダメージを与えられます。
実質的にパワーが2倍になる能力と考えてもよいでしょう。

警戒

警戒は、能力を持っているクリーチャーの攻撃時にタップを行わないという能力です。
MTGのルールでは、攻撃に参加する場合タップしなくてはいけませんが、警戒を持っているとタップされないので次のターンのブロックに回ったり、タップ能力を使うことができます。

白や緑のカードに多い能力となっています。

威迫

威迫は、2体以上のクリーチャーによってしかブロックされなくなる能力です。
黒と赤のカードに多い能力です。

到達

到達は、飛行を持つクリーチャーをブロックできる能力です。
「ブロック時にのみ働く飛行」能力と考えてもよいでしょう。

緑や赤のカードに多い能力です。

トランプル

トランプルは、戦闘でクリーチャーに与えるダメージが相手クリーチャーのタフネスを超過していた場合、超過した分のダメージを相手プレイヤーなどの攻撃対象に割り振ることができる能力です。

ルールの処理では、トランプル持ちクリーチャーで攻撃した場合、まずブロッククリーチャーにダメージを割り振ります。すべてのブロッククリーチャーに致死ダメージが割り振られた場合、余剰のダメージを攻撃対象に割り振ることができます。
わかりやすく言えばダメージ貫通能力でしょう。

緑や赤のカードに多い能力です。

接死

接死は、接死を持つ発生源(クリーチャーや呪文など)からダメージを与えられたクリーチャーを破壊するという能力です。
接死を発生源とするダメージは1ダメージでも致死ダメージとして扱われます。

黒や緑のカードに多い能力です。

呪禁

呪禁は、対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならないという効果の能力です。

緑や青のカードに多い能力です。

護法

護法は、「このパーマネントがあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象となるたび、そのプレイヤーが[コスト]を支払わない限り、その能力や呪文を打ち消す。」という能力です。
護法には、必ずコストが設定されており、相手がそれを支払えないと呪文や能力を打ち消します。
条件付きの呪禁のようなものと理解してもよいでしょう。

絆魂

絆魂は、絆魂を持つ発生源が与えたダメージは、そのコントローラーのライフをダメージの量と等しい値増加させるという能力です。
絆魂は、多くの場合クリーチャーが持っている能力ですが、呪文などが持っている場合にも機能します。
また、ダメージを与えるのと同時に回復が行われます。

白や黒のカードに多い能力です。

破壊不能

破壊不能は、文字通り破壊されない能力です。致死ダメージを受けても破壊されません。
破壊不能に対処するには、バウンスや追放などを行う必要があります。

破壊不能は全色に存在しますが、アーティファクトカードに多い能力で、次点で白のカードに多くなっています。

速攻

速攻は、戦場に出たターンでも攻撃したり、タップコストを持つ起動型能力を使えるという能力です。
いわゆる召喚酔いを無視する能力となっています。

赤や黒のカードに多い能力です。

瞬速

瞬速は「あなたは、このカードをあなたがインスタントを唱えられるときならいつでもプレイしてもよい」という能力です。
瞬速を持つ呪文は自分が優先権を持っているタイミングであればいつでも唱えることができます。

装備

装備には必ずコストが設定されており、コストを支払うことで、「あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、このパーマネントをそれにつける。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を行うことができる能力です。
また、装備には装備できるクリーチャーの性質を限定した変種も存在します。

エンチャント

エンチャントは「オーラ」というカードタイプが持つ能力で、唱える際にクリーチャーを1体対象に取り、そのクリーチャーについた状態で戦場に出るという効果を持っています。
カードタイプのエンチャントとは別のものなので注意しましょう。(英語では、こちらのエンチャントは”Enchant”、カードタイプは”Enchantment”となっています。)

防衛

防衛は、防衛を持つクリーチャーは攻撃できないという能力です。
主に壁のクリーチャー・タイプを持っているクリーチャーが持つ能力です。

まとめ

以上が、2024年現在常盤木能力として定められている18の能力です。
常盤木能力は、どんなセットでも採用される一方で、必ずしも簡単な能力とは限りません。(先制攻撃や二段攻撃など)
そのほかのキーワード能力でも常盤木能力を内包している能力などもありますのでしっかりと押さえておきましょう!

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