マジックのコレクションを撮影することに骨を折る一人の男の物語が話題に。あなたのコレクション撮影の参考になるかも?
OP:いつものお話から始まるんだけど、マジックを最初から遊んで集めてきて、今度は自分のコレクションを売ろうと思ったってわけ。そのために、カードやセットのリストと自分が撮った写真を載せるウェブページを作ろうと思ったんだけど、そこから変なことが起こり始めたんだ。
カード、特にスリーブに入ってるやバインダーやトップローダーに入ってるやつの写真をきれいに撮るのはほとんど無理なんだ。大きな問題が2つあってね。一つは全体的な反射が出るってこと。もう一つは、バインダーやトップローダーって開けたてから汚れやホコリがついてるってことなんだ。トップローダーはとくにひどかった。
これはパックから出てすぐスリーブに入れて保管してきたから本当にきれいなカード(あのセットのカードだと角にスレがつくのが普通だったけど)だよ。きれいな状態(NM)と言えるかもしれない。でも、下の写真は適度な明るさの下で最新のiPhoneMAXのカメラで撮ったものなのに、車につながれてずるずる引きずられたみたいに見える。写真の中で見える傷やすりキズみたいなのは実際には存在しないんだ。だからちょっと調べてみたんだけどね。
調べてみると、プロの写真家でも油絵の写真を撮るのは本当に大変なことがわかったんだ。油絵の表面はでこぼこで平らじゃないから、そういう質感をきちんと写したいんだけど、乾燥した油絵の具は光を通すと結構反射するからね。そこで彼らが考えた面白い撮り方があるんだ。両側45度の角度から偏光フィルターをつけた照明を2つ当てて、レンズには円偏光フィルターをつけるんだ。結果はかなり良かったみたいだ。
自分も偏光フィルターシートと円偏光フィルターを注文して、適当な照明器具を使って自宅でいじくり回してみたんだけど、使えそうな机上ライトが1つしかなかった。でも、だいたいの感じはつかめたと思う。
次に直面した難題は、カメラのレンズが被写界深度が浅いことだった。アートな写真や動画を撮るときはかっこいいけど、カードの状態を正確に写し取るには向いてなかったんだ。(レジェンドカードの写真を見てみろ。手前のカードは読めるけど、奥のカードはぼけてるだろ?)
つまり、真上から撮らないとダメってことだった。運良く三脚を持ってたから真上からの撮影ができたんだけど、作業がかなり遅くなっちまった。照明環境が適切じゃないと、やっぱりひどい反射が出てしまうんだ。
でもいろいろ試行錯誤して、テスト撮影を重ねた結果、ようやくぼけのない写真が撮れるようになってきた。最初に出したバザールの写真を見てみろ。かなり反射がなくなってるだろ?
よし!これでかけがえのない自慢のコレクションを数百枚も、見事でリアルな写真に収められると思ったんだ。
そしたらその時カメラのバッテリーが切れちまった。そして気づいたんだ、このカメラ専用の変なバッテリー用の充電器が無くなってるって事に。全く見当たらない。
そこで狂気に襲われ、iPhoneで適当に撮った雑な写真をCanvaのウェブサイトにあげてコレクションを見せる事にした。
全部無駄な時間だったなんて、信じられない。
数日経った今も充電器が見つからない。ネットで注文すればいいけど…カードの写真ってあんまり綺麗に撮れないし、そんなにこだわる必要あるのかな?
要するに、この撮影手法は機能するけど、適切な距離と角度で設置できる2つの良い照明、偏光フィルター類、コントロール可能な三脚、そして何より充電器が必要だということだ。
反応
・素晴らしい!この問題解決に腐心して、それを私たち手つかずの大衆に共有してくれてありがとう。今まで自分が撮ったマジックカードの写真は全部ひどいもので、大抵のカードは《輝きの壁》みたいになっちまう。当分売る予定はないけど、「こんなのあるよ!」って写真を良くする秘訣を知れてよかったよ。
・妙に面白い記事だ。すべてのマジックにまつわるコンテンツは、あなたようなの細部へのこだわりで作られるべきだね。
・美しいバザールと山だね。このセット全体が好きだよ。
・OP:ありがとう。アンティキティーは本当に素晴らしいセットで、私は1箱から作ったんだ。アンリミテッドの時にMTGにハマったんだけど、ANはすでになくなっていたんだ。どうにかして転売用のちょうど1箱を見つけ、友人と2人で分けたんだ。当時は200ドルだったよ。🤣
美しくコレクションを撮影するのも1つの楽しみですね。カードを売却する際にもできるだけカードの状態をそのまま映せるのが理想的ですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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